『ワイルドスピード スカイミッション』〜4DXの予想以上の臨場感に驚き!そして、ありがとうポール。〜

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6月6日(土)と6月7日(日)に念願の『ワイルドスピード スカイミッション』を観てきました。前々回の記事でワイルドスピード過去作を見返した上でのワイスピシリーズの魅力はなにか?を書きましたが、今回の『スカイミッション』はそうしたワイスピの魅力が全て詰まっている、いわば総決算的な作品でした。

『スカイミッション』というタイトルからもわかる通り、今回は何度も”飛びます”。ただ、車は空を飛べないので、どちらかという”ダイブ”に近いです。この「車は空を飛べない」という言い回しが何度かでてきます。今回のテーマの無茶さ、ぶっ飛び具合を表す重要なセリフなので、本作を観る時は是非意識してみてください。

本作『スカイミッション』はシリーズ7作目。ワイスピシリーズは時間軸が作品順ではなく、1作目→2作目→4作目→5作目→6作目→3作目→7作目となっており、今回はこれまで一番未来の話だった3作目『ワイルドスピードTOKYOドリフト』の続きからとなっています。つまり、ワイスピの世界での最新の物語ということです。まあ、3作目『TOKYOドリフト』の続きからといっても、人気がV字回復した4作目(『ワイルドスピード マックス』)以降を観ていれば話は通じますので、前作見返す暇が無い方は1作目と4作目以降を観てからスカイミッションを観ることをオススメします。それも難しい場合は、せめて6作目(『ワイルドスピード ユーロミッション』)を観て望めば、 なんとか大丈夫かと思われます。もし過去作を1作も見返せない場合は、もう劇場に行っちゃいましょう。過去作から繋がっているところは、実は大した要素は無いので『スカイミッション』から観ても十分楽しめることは楽しめます。その後、追いかけで過去作を観れば細かいところも「あ~そう繋がるわけね」と納得できますのでそれもアリです。

今回は時間軸的には3作目の続きですが、物語としては新章がスタートされた状況です。そのため、今作以降の作品への布石となる様なシーンや設定もいくつかありました。続編を期待しているファンの一人としては、その辺をワクワクしながら観れました。

また、今回も過去作に負けず劣らずの大迫力アクションとなっています。

特に、作中、数あるダイブシーンは圧巻。

飛行機から崖からビルからともう超超超ダイナミック。

観ているこっちの手汗が大変なことになります。
飛行機からのダイブは、本当に車をはるか上空から落としたんだとか・・・。

どうりで、CGとは違う、真に迫る迫力があるわけだ・・・。
爆発や破壊、暴走も凄い騒ぎで「ハリウッド映画観てるなぁ~」という感じしました。
アクションの完成度は非常に高いです★
ただ一方で、「ストーリがちょっと雑」といった声がある様ですが、個人的には観ていて気になる様な、めちゃくちゃ感はありませんでした。
細かい点は確かにツッコめますが、周りの声ほど目立ちませんし、設定の甘さや話の繋ぎ方などは、観ている上でノイズになる様なことは全く無かったです。ていうか、超面白かったです・・・。
そして、今作を観る上でどうしても意識せざるえないことがあります。
それは、主役の一人であるブライアン・オコナーを演じたポール・ウォーカーの死です。

  

本作の撮影中に他界したポール。彼の登場シーンはほぼ撮り終えていたそうですが、それでもいくつか残ったシーンは彼の二人の弟達が代役を演じています。
  

私はこの映画を観ている時に、ポール演じるブライアンは作中でどうなるんだろう、と思っていました。

そして、その答えはラストが持っていました。
本作はポール・ウォーカーへ捧げられた作品です。
ラストシーンが何よりもそれを表していました。彼への愛に満ち溢れていたラストで、とても感動的でしたし、同時にポール・ウォーカーはもうこの世にいないということを痛烈に感じさせ、思いがこみ上げてくるようなラストでもありました。
もう、号泣でしたね。本当に。

  

今回の『スカイミッション』は、1作目やそれ以外の過去作を想起させるシーンやセリフが多く、カーウォーズだったり、トラックの下に潜ったり、昔からのファンが喜ぶ様な場面が自然な感じで用意されていました。

これも、ポール・ウォーカ―の死に関係している様な気がしました。

ポールの俳優として歴史を語る上でワイスピシリーズは絶対に外せないですし、ワイスピシリーズを振り返る上でもポールの存在は外せません。

これまでのシリーズを振り返る様なシーンが多いということは、これまでのポール・ウォーカーの人生を振り返る意味にもなると思います。

そういう意味でも、作り手達の愛が感じられる作品でした。

  

しんみりな雰囲気なので、最後にちょっと別なことを。

今回、スカイミッションを2回観たのですが、2回目は、東京では豊洲と平和島の2館しかない4DX劇場で観てきました!
正直びっくりしました。想定以上に揺れますw

水しぶきの量は大したことありませんが、風と煙はなかなかでした。

でも、振動、ゴツゴツとした衝撃、座席の揺れによる浮遊感などは大袈裟でなくアトラクションといっても過言ではないレベルです。
本当に超スピードの車に乗っている感じがしますし、ダイブするときは浮いている感じもします。アクション映画には絶対向いている劇場だと思います。

猛スピードで動くシーンとかは「映画の世界に入ってしまった」と思えるんではないでしょうか。

次回からも今回の様なアクション大作はぜひ4DXで観たいと思います。
『ワイスピシリーズ スカイミッション』もうそろそろ終わってしまうので、まだ観ていない人は急いでチェックです!!

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