『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』~立体機動装置で巨人を倒しまくるシーンは体感系アクションゲーム!!のよう~

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もはや意味をなさない表現となった「実写化不可能」系の映画であろう映画版『進撃の巨人』(前編)を観てきました。

突如として現れた人を喰う巨人。人類の存亡をかけ主人公たちは兵士となり巨人に立ち向かうダークファンタジー。
主役のエレン・イェーガーを三浦春馬

  
ミカサ・アッカーマンを水原希子
  

アルミン・アルレルトを本郷奏多が演じる。

巨人のビジュルアルは当然CGなんですが、やっぱり海外のものと比べるとCGっぽく見えてしまいます。でもゲーム画面っぽくて「これはこれでアリだなぁ」という感じでした。

  
特に立体機動装置を使ってハリー・ポッターのクィディッチばりに飛び回って巨人を倒していくシーンとかは体感系アクションゲームか?!って感じで個人的にはアガりました。

で、ちょっと面白かったのが、原作では舞台や登場人物が西洋っぽいからか巨人も西洋人の様な顔が多いんですが、映画では登場人物が当然みんな日本人だからか巨人の顔も日本人っぽいところ(あとあんまり関係ないですが、巨人の顔が冨樫義博の『レベルE』2巻の”原色戦隊カラーレンジャー編”にでてきて赤川のリルボムで倒されるモンスターに似ている気がしました…。あ、レベルE読みたくなってきた)※『レベルE』を知らない人はこちら

あとは、けっこうキャストが豪華でしたね~。特によかったのは石原さとみ。 “兵器隊長”ハンジという役を演じているのですが、①ドジっ子 ②ちょっとイッちゃってる子 という要素を兼ね備えていて観ていて面白かったです。

  
全体的には人が喰われたり、腕や脚がとれたり、血がたくさんでたりと重めで暗めな展開が続くので、ちょっとはじけた石原さとみのハンジがでるシーンはいいアクセントというか箸休めになりました。

とまあ本作、けっこういいところもあるんですが、気になった点も当然ありました。

正直、映画を観る前は”映像”を懸念していたのですが、実際は先述した通り映像はもはや「体感型ゲーム的」と捉えるとアリだったので、それよりも”設定”や”演出”が気になってしまいました…。

全体の流れや質を決定的に変えてしまうどでかい一発、というよりはジャブの様な細かい”ツッコミどころ”が連続するといった感じでした。

例えば…

まず、死亡フラグ立ちまくっていたあの兵士のカップル!思いっきりエレン達がいる前でなにおっぱじめてんだ!

とか、

エレンを誘惑したシングルマザーの兵士はなんで長い間人がいなかったエリアで赤ちゃんの泣き声聞いたからって人間の赤ちゃんだと思うんだよ!

とか、

長谷川博己演じるシキシマ隊長のあの平均台とミカサとのリンゴ間接キスはなんなんだー!(登場シーンとかはまだよかったけど)
  

とか、

大声だしてまた巨人呼んじゃったよエレン!

などですかね。
でも、そういうのを考慮しても普通に楽しめると思います。

僕は原作をひと通り読んでいたのですが(ただしスーパー銭湯の休憩所で一読したレベル)、設定が原作とけっこう違っていたりしてそこも楽しめました。

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