『エベレスト 3D』~自分なら頂上を目の前にして、引き返せたか~

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本業の方の仕事が忙しくなってしまい、更新がだいぶ滞ってしまいました…。すみません(・_・;)。

ただ、この間もじつは映画はたくさん観ていましたので
(ならブログ書けよ(゚д゚)!)、
これからどんどん更新していきたいと思います。

まずはこちらの映画から!

『エベレスト 3D』!!!

(上映はちょっと前だけど…)

比喩として”世界最高峰”という言葉はよく使われるけど、

今回はズバリそのまんま=世界一高い山=「エベレスト」を舞台にしたクライマーズムービー!

あ、ちなみに今回は109シネマ木場でIMAX3Dでエベレスト3Dをみてきましたよ!

ただ初めてのIMAX3D体験でしたが、正直久々の3Dだったからか違いはさほどわからず・・・。

ただ、ちょっと画面が明るかったような気がします(;´∀`)

で、『エベレスト 3D』の方に話しは戻りますが、正直思った以上によかったです。

特筆すべきはやはり「映像」。

世界最高の雪山「エベレスト」の綺麗で雄大な景色。

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晴天の下、エベレストの中腹のキャンプ地帯から見える山々の「静」の景色は美しかったです。

あと、エベレストの入り口的なところまで行く時にめちゃくちゃ長くて細い吊り橋を渡るんですが、そこの景色というか、橋を渡っている人たちも含めた風景は圧巻でしたね。

何気ないシーンではあるのですが、自然のド級の雄大さと、それに比べたら遥かに小さな存在でしかない人間、という本作を観ていると常に意識せざるをえないテーマがこういった小さなワンシーンからも伝わってきました。

また、その後にはエベレストの入り口の様な場所で登山チケットを渡すシーンがあるんですが、そこがすでに3800メートルくらいあって富士山超えをしている点には、衝撃というかちょっとウケてしまいました。

出だしから富士山超えかよ…(・_・;)と。

あ、あと序盤、エベレストのあるネパールに降り立ち、飲み屋で決起会を行うシーンがあるのですが、その時に映るネパールの街並みなどもひとつ前のシーンのアメリカとはガラッと雰囲気が違ってよかったです。

次にストーリーですが、映画サイトとかを見ると

「登場人物の描き込みが足りなくて感情移入できなかった」

的な感想が目立ちます。

確かに、見ようによってはジェイソン・クラーク演じる主人公を中心に、

登山家達の壮絶なエベレスト登頂の様子を描いているだけで、

しかもその登山があまりにもハードだから「なんでそこまでして…」と正直思わずにはいられず、

感情移入はしづらいっちゃしづらいです。

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ただ、「なんでそこまでして…」と感じつつも、

僕は映画を観ながら

「じゃあ、自分がその場にいたら苦労して登って頂上が目の前にあるのに、

時間的にそろそろ下山しないとまずいからという理由であっさりと引き返せたのか?」とも考えてしまい、

そして「いや、絶対に引き返してた、とは言い切れないな」とも思ってしまいました。

「もう頂上が見えるんだぞ」

「危険でも、必ず死ぬとは言われてはないじゃないか」

「次やめたらもう一生登れないかもしれない」

「一生後悔するかもしれない」

おそらくはそんな気持ちが渦巻き、

自分もイチかバチかで頂上を目指してしまっていたかもしれないと自覚してからは、

遭難シーンがとてもリアルに感じられて、もうめちゃくちゃ怖くなってしまいました。

そういう意味では僕はかなり感情移入できた方だと思います。

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そして、現実にあった話しをもとにしているからこその主人公のあの結末。

僕はあの結末とエンドロールを見て、犠牲になってしまった人の冥福を祈るとともに、

山の持つ説明不能の魅力というものに少し不気味さと怖さを感じました。

全体を通しては、映像の迫力や美しさ、壮大さは見事なもので、遭難シーンのスリルも凄かったです。

もう上映は終わってしまっているようですが、オススメできる作品なので未見の人はDVDが出たら是非ご鑑賞あれ!

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