SNSはもうカメラアプリとかメールアプリとか電話アプリと同じレベルで「スマホに入ってて当たり前なもの」になった現在。
映画でもSNSが普通にでてくるし、SNSが物語のキーになるような映画もいっぱいあったりしますよね。
デヴィッド・フィンチャー監督『ソーシャルネットワーク(2011)』はずばりタイトルにもなってるし。
今回はSNSゲームを題材にした映画
『NERVE/世界で一番危険なゲーム』を
観てきましたよ(東京でも公開館数はやや少なめ)。
あらすじはこんな感じ。
臆病な自分にうんざりした高校生ヴィーは、勢い余ってインターネットの多数参加型ゲーム「NERVE/ナーヴ」に参戦。1度の挑戦でやめるはずが、挑戦で知り合ったミステリアスでハンサムな青年イアンとコンビを組んで、あっという間に人気者になっていく。しかし、ゲームを続けるうちに視聴者たちから与えられる指令がどんどん危険で過激なものになり……。「NERVE」公式サイトより
勝手に採点:75点!!けっこう面白かったです!
※独断と偏見による勝手な採点です。採点基準はなくなんとなくでつけてますのであまり真剣に受け止めないでくださいε-(´∀`; )
ぶっちゃけ、つっこみどころはちょいちょいある気もするんですが、そういうのは映画理論とかに明るい人にお任せするとして・・・( ´ ▽ ` )ノ
僕が良いと思ったシーンはまず「冒頭」!Macのログイン画面で始まって、パスワードが打ち込まれます。
そしてデスクトップ画面になるわけですね。Macデスクトップ画面はご存知の通り画面下にアイコンが並んでるわけですよ。マウスカーソルがそのアイコンをクリックして次々にいろんなアプリケーションを立ち上げていくわけです。spotifyで音楽をかけて、GoogleChromeでGmailを立ち上げて、Facebookでメッセンジャーして、と。ここまでが完全な主観カット。映画を観ながらにしてまるで自分がMacを操作している感じですよね。
ここのシークエンスがとてもテンポよく、なんていうか自分自身が「いろんなアプリケーションを使いこなしている心地よさ」も体験できるし、
なにより「なんでもデジタルやネットでできる、それが当たり前なのだ感」を感じさせてくれます。
あとは、SNS内で評価されたり稼げたりすると加速度的に行動が過激化していったり(一部のyoutuberがそうであるように)、
「一夜にして(よくもわるくも)まわりの評価が変わる」といったいかにもSNS的な部分も抑えてたのはよかったですね。
ただ、もうちょっと「NERVE」にどハマりして抜け出せなくなってしまった人の成れの果てを描いてほしかった気がします。「NERVE」の怖さをもっと見たかったなあと思いました。けっこう登場人物がみんな真面目というか、利口なんですよね。だからどん底まではいかないというか。どこか教育的というか「子供が観ても安心」的な作りです。
最後にキャストですが、主役のエマ・ロバーツ(ジュリア・ロバーツの姪にあたるそう)が可愛かったですね〜!
エマ・ロバーツが試着室で着替えるシーンがあるんですが、そこで「NERVE」の観戦者たちが「脱いだらがっかりタイプか!」的なコメントをするのに笑ってしまいました。
なかなかのスリルを味わえる映画なので、絶対映画館で見た方がいいと思います!
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