「野郎感」というんでしょうか、なんというか男臭い映画でした(´ω`)
今回も、さほどネタバレなしです。
『フォーブラザーズ/狼たちの誓い』のあらすじ
主人公のボビーは幼い頃に養子にだされ、心優しい養母に育てられ(いちおう)更生し真面目な大人になった。
だがある日、育ての親の養母が強盗に殺されてしまう。
ボビーは自分と同じように養子にだされ養母に育てられた義兄弟とともに、母親を殺した犯人を探しはじめる。
『フォーブラザーズ/狼たちの誓い』のキャスト・登場人物
この映画、ぜんぜん知名度は高くないと思いますが、意外と有名映画のキャストがでてます。
主人公は『TED』でおなじみのマーク・ウォールバーグ
兄弟役には『ワイルスピード』シリーズのタイリース・ギブソン(いじられ役の人)
友人の刑事役には『アイアンマン』のテレンス・ハワード(スタークの友人の空軍の人)
兄弟の(確か次男)の彼女役には『シェフ 3つ星フードトラック始めました』のソフィア・ベルガラ(シェフの元奥さん役)
個人的には、マーク・ウォールバーグのジャイアン度100%の兄貴役や、タイリース・ギブソンの安定したいじられ感、そしてソフィア・ベルガラのすぐ怒る彼女の役はこの映画の「ベスト・ハマり役賞」だったと思います_φ( ̄ー ̄ )
ただ、テレンス・ハワードがけっこう好きなんで、もう少し活躍させてほしかったすねー( ´_ゝ`)あのやれら方は悔しい…。
『フォーブラザーズ/狼たちの誓い』の感想
僕は小学校の頃に父を亡くしており、母&姉2人の自分以外は女性だけの家庭で育ったんで、男兄弟(ブラザーズ)の「ヘイ、ブラザー。飲みにいくぜ( ´Д`)y━・~~」とか「兄貴、やめろよぉ!( ̄Д ̄)ノ」的なノリには縁遠いんですが、そういうのに憧れはありまして。
まあ、実際に男兄弟のいる友達に話を聞いたら「そんなノリじゃない。兄弟喧嘩もほとんどしない」とあっさり言いきられたので、僕の中のファンタージブラザーズであることは確かなんですが。
でも、この映画にはまさに僕の憧れたブラザーズがいるんですよ。
「おい、兄貴!ポテチ投げてくんなよ!つぎ投げたら怒るからな!
(ペチっ。またポテチが投げられる)
てめぇ!」
的なノリがあるんすよ(なにそれ)。
僕と同じでファンタージブラザーズに憧れがある人は、存分に楽しめると思います。
犯人は身内?黒幕は誰?と思わせるストーリーも面白い。復讐モノの重さも少なめで観やすい。
ストーリーはいわゆる「復讐モノ」なんですが、「復讐したって心は晴れないのさ( ´_ゝ`)」的な暗い感じは一切ナシ。
むしろ悪者を倒して「やったったぜ、なあ兄貴!」な感じで、これだけカラッとしてるのは新鮮でした。
母を殺した実行犯にたどりついても、じつはは裏にさらなる巨大な黒幕が?!とか、兄弟の中に裏切りものが?!という謎解き展開も面白かったです。
まあ、ブラザーズたちの捜査が「え、そんなにやっちゃっていいの?」とか「いや、あのひと殴られ損じゃん…」とか思ってしまうくらい暴走気味だしご都合主義なんで、そこが気になるかもしれませんが、本作を楽しむには、暴走してしまうくらい育ててくれた母親のことが好きだったブラザーズたちの”愛情”に乗っかる方が吉でしょう。
※ふつうに銃を撃ちまくるブラザーズ(一般人です)
「母殺しの犯人に復讐をする」という題材のわりに(あと身内もたくさん死ぬわりに)、シリアス度は意外と低くエンタメ度が高い作品なので、ポップコーンムービーとしてちょうどいいです。
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