『ゲーム』のざっくり所感
どんでん返し系の映画『ゲーム』を観ました。「どんでん返しって言ってる時点で身構えちゃうから、それすら言わない方がいい」というのはまさにその通りだと思いますが、これはさほど問題ないのではと思います。そんじょそこらのどんでん返しじゃないので(゚∀゚)ナニガナニヤラ
『ゲーム』のあらすじ
実業家ニコラスは48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRS社主催の“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。最初は馬鹿にしていたニコラスだが、「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という謳い文句にひかれてゲームに参加することにする。やがて、ブリーフケースの鍵の紛失、スキャンダルの発覚、CRS社のオフィスの消滅と、奇妙な出来事がニコラスの周りで次々に起こり始める。トラブルは次第に加速していき、遂には生命の危機にさらされることになる……。allcinema ONLINEより
『ゲーム』のスタッフ・キャスト
スタッフ
- 監督 デビッド・フィンチャー
- 製作 スティーブ・ゴリン、シーン・チャフィン
- 製作総指揮 ジョナサン・モストウ脚本ジョン・ブランカトー
本作『ゲーム』は『ファイトクラブ』や『ゴーン・ガール』で知られるデヴィット・フィンチャーの長編3作目の作品。
キャスト
- マイケル・ダグラス/ニコラス・ヴァン・オートン
- ショーン・ペン/コンラッド・ヴァン・オートン
- ジェームズ・レブホーン/ジム・ファインゴールド
- デボラ・カーラ・アンガー/クリスティーン
- ピーター・ドゥナット/サミュエル・サザーランド
『ゲーム』の感想
デヴィット・フィンチャーのにわかファンなのに(いや、だから)観てなかった作品でもあり、友人からも5年くらい前におすすめされて「観てみる」と約束していた作品でもある本作『ゲーム』を、Netflixで見つけたので観てみました。
友よ、遠い日の約束をやっと果たせたよ(おせーよ。Netflixでたまたまあったからだろ)。
最後まで何が真実なのかマジでわからない
『ゲーム』を観ていて思ったことは色々あったのですが、一番は「もうなんなの(´-`;)?」です。
一体なにが嘘でなにが本当なの?とパニックなりました。もし自分が画面越しで観てる人でなく、画面の奥の主人公だったら発狂してることウケアイです( ̄ー ̄)
この映画は、「自分なりに推理しながら観る」というのがおすすめの見かたかもしれません。
かくいう私も「こいつが嘘ついてんな」とか「いや、そう見せてこいつは味方でしょ」とか推理しながら見ていたのですが、なにひとつ当たらなかったです。
推理して展開を当てられる人もいるかもしれませんが、かなり難しいと思うので、あえて展開を当てるつもりで、思いっきり外して驚きまくるのも一興かと(´∀`)
画面が”ムーディー”
ムーディーという言葉を「右から左に受け流す人」を示す以外に使ったことがなかったので、今回の使用に際し意味が間違ってないか念のためググったのは言うまでもないのですが、とにかく画面がムーディーでした。
フィンチャー作品の映像は全体的に色のトーンが統一されてて抑えめな画面とよく言われますが、関連して”画面が暗め”というのもある気がします。それのせいか「現実なのか?」と疑いたくなる雰囲気を感じます。
けれども同時に、(この『ゲーム』も)シーンごとに込められてる情報量、意味は多く伏線がいたるところに張り巡らされているんで、1シーンも見逃せないようになっています。油断できない(´-`;)
まあ、私なんかじゃ気をつけてても1回目は見逃してるところだらけですがね(´∀`;)ハハ
結局、人って口でいってもわからないよね
この映画を観て私が受け取ったメッセージは「人が成長するためには”体験”がいる」という至極当たり前のことです。人は言葉でいくら言われて頭ではわかったつもりでも、”心の底レベル”では成長できないのかもしれません。
私は「人が考えを改めるには”痛感”することが必要だなー(´-`)」と常々思っているんですが(常々はウソ)、それとも似てると思いました。
ただ、そこからさらに発展させて考えると、成長には”体験”が必要でも、それは毎回”実体験”でなくていいんじゃないか?ということにも気づきました。
人は考える力が高いですから、映画を観たりして”疑似体験”をすることでも成長のきっかけになるはずです。現にこの映画を観てそう学んだことこそが、疑似体験による成長なんじゃないかと(なんの話?)。
いつもの通りなにが言いたいのかよくわからない文章になりましたが、映画って本当にいいものですね(投げた)。
関連作品
東宝からでてる本作『ゲーム』のDVDです。権利関係でちょっと高めです。
デヴィット・フィンチャー監督で好きな『ゴーン・ガール』の配信版レンタルです。
■字幕版
■吹き替え版
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