『ジョン・ウィック:パラべラム』〜アクション特盛〜

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『ジョン・ウィック:パラベラム』の好き度

マトリックスのキアヌ・リーブスのスタントダブル(激しいアクション時の身代わりスタントマン)だった、チャド・スタエルスキが監督した人気シリーズの3作目『ジョン・ウィック:パラベラム』を観てきました。

いやあ、どストライクでしたね。観終わって心のなかで「ありがとうございました」と言いたくなりました。

この映画、ストーリーがほぼない分、逆に何十回でも飽きずに観られる気がします。またすぐ観たい。

『ジョン・ウィック:パラベラム』のスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 監督:チャド・スタエルスキ
  • 製作:ベイジル・イバニク エリカ・リー
  • 製作総指揮:チャド・スタエルスキ デビッド・リーチ ジョビー・ハロルド ジェフ・ワックスマン

キャスト

  • ジョン・ウィック:キアヌ・リーブス
  • ソフィア:ハル・ベリー
  • ウィンストン:イアン・マクシェーン
  • ロバワリー・キング:ローレンス・フィッシュバーン
  • ゼロ:マーク・ダカスコス
  • ディレクター:アンジェリカ・ヒューストン
  • シャロン:ランス・レディック
  • 裁定人:エイジア・ケイト・ディロン

『ジョン・ウィック:パラベラム』の感想

アクションすごすぎ、多様なファイトスタイルで観てて楽しい

※画像は映画.comより

知ってました?キアヌ・リーブスの年齢はなんと55歳!!

どんだけ動けんだよキアヌ(;´∀`)ヌゥ…

ジョン・ウィックはいろんな格闘技を身につけているので、本作では多種多様なファイトスタイルを堪能できます。ガンアクションとカンフーがミックスされた“ガンフー”やナイフバトルはもちろん、図書館でのバトルでは分厚い図鑑みたいな本を使って敵を殺してました。

個人的には後半、体術使いの双子と戦う時の“ベルトを使った体術”が好きです。ベルトをヌンチャクの様に使ったり、腕の一部みたいにして巻いて投げたり。

他にも馬小屋でのバトルでは馬が後ろ足を蹴り上げるのを利用して相手を倒したり、刀で戦ったりと特盛です。

この映画は敵・味方問わず戦い方のバリエーションが多くて、アクション好きにはたまらんですよ。

話はほぼ無い

『ジョン・ウィック:パラベラム』だけでなく、ジョン・ウィックシリーズ全体を通して言えますが話はほとんどないです。

もともと1作目でジョン・ウィックが戦うことになった原因は、マフィアのボスのヤンキー息子が自分の愛犬を殺したから。ジョン・ウィックはその復讐をした形です。

2作目は昔に関係のあったマフィアから殺しの依頼を受けて断ったら家や愛犬がやられて、ジョン・ウィックはその復讐を…(以下同文)。

とりあえず、話はアクションのために付けられただけなので「気にしない」のがこの映画を楽しむコツかと思います。

前半から中盤は街中での鬼ごっこ

『ジョン・ウィック:パラベラム』の構成をざっくり追っていくと、前半はジョン・ウィックが街中の、というか世界中の殺し屋から追われる“鬼ごっこ”。僕らがやる鬼ごっことルールが少し違うのは「捕まりそうになったら殺してOK( ´∀`)bグッ!」という点。

なのでジョンは全力で戦い逃げます。途中、馬に乗ったり、以前にジョンが助けた思われるハル・ベリー演じる謎の組織のボスと共闘したり、砂漠でさまよって死にかけたりしますが、なんとか殺し屋御用達の「コンチネンタル・ホテル」までたどり着きます。このホテルでは戦闘はご法度ということになってるのでジョンもひと安心…。

後半はホテルでのインドアバトル

と思ったら殺し禁止の「コンチネンタル・ホテル」を管轄する殺し屋界の最上級組織の人間がやってきて、ホテルでの戦闘を許可してしまいます。聖域だったホテルが戦場と化し、ホテル内でのバトルがスタート。

インドア戦は激しい銃撃で幕を開けます。この銃撃戦が本当に楽しい。相手は最新の防弾衣を着ており通常の銃弾ではびくともしません。そのため戦車の徹甲弾のように硬い防弾衣を貫く特殊な弾を使うんですが、ガンマニアでもない人(自分含む)がほとんどだろうになんだこのマニアックな展開は…!

そしてガンアクションが終わると、つづいては体術バトル。笑ったのがジョンを襲う殺し屋の双子が「殺し屋、ジョン・ウィック」に少年のように憧れてるところ。

戦いながら「あの伝説のジョン・ウィックだ…。戦えて光栄です!」的なテンションで殺しにきます。

ジョンもリスペクトに応えるべく、持ってたナイフやらを捨ててベルトを使った体術で相手するところもホント最高!
しかも、苦戦しつつなんとか双子を倒したら殺さずに「また会おう」ってかっこよすぎだろ…!

たしかに敵ボスの日本語セリフが変だが、超絶アクションで帳消し

ジョン・ウィックを襲う殺し屋ゼロ(マーク・ダカスコス)は日本人設定でときおり日本語も話すんですが、ちょっと、いやかなり発音が変なんでやや冷めるのは否めません。

しかし、それを帳消しにして、かつ余裕でお釣りがくるほどのアクションを見せてくれるのでなにも問題はありません(ぴしゃり)。

続編あり!

そういうわけで超面白かった『ジョン・ウィック:パラベラム』なんですが、なんとラストで続編を匂わせるシーンが!ラスト、裏情報に詳しいホームレス集団を束ねる王様、バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)とジョン・ウィックがタッグを組み、殺し屋界の最上級組織への復讐を誓っていました。

次回はキアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーンのマトリックスコンビが大暴れときたか。

というわけでジョンウィックはまだ続く。ヤッホーイ!

まとめ

偉そうなこと言いますが、3作目にあたる『ジョン・ウィック:パラベラム』は過去の1作目、2作目とくらべてアクションのレベルが一段あがってる気がしました。画面の雰囲気も重厚感が増したような…。

また、キアヌ・リーブスといえばプライベートでもLAをぼろぼろの格好でいるところが目撃されたりしてどこか哀しみを感じさせますが、本作のジョン・ウィックもまさに世界中の殺し屋から狙われて作を重ねるごとにボロボロになっていくので、”不憫キャラ”という点でやはりキアヌはぴったりです(笑)。しかも犬好きキャラなので、見てて愛おしく感じる人も多いのでは?萌え度の高い「ジョン・ウィック」シリーズ、今後も見逃せません!

関連作品

1作目『ジョン・ウィック』。まさかこんなに人気シリーズになるとは当時は思いもしなかった。

2作目『ジョン・ウィック:チャプター2』。1作目以上のアクションといった感じ。夜シーンは街の光彩が美しいです。

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