TSUTAYAにぶらっといったらレンタル化されおりました。去年の夏に映画館で観た記憶を思い返しつつ…(あのときは友人と行ったのにチケットがほぼ売り切れで別々の席で観たな…)DVDを再生。
見終わった感想・・・
主人公はもちろん、この映画に出てくる人って皆
とにかく懸命に打ち込んでいる!
学業に仕事に恋愛に家事に。そして生きることに!
飛行機に詳しい人や当時の政治経済をよくご存知の方はきっともっと深い感想を持つのかもしれませんが、僕はとくにかくシンプルに何かに「懸命に打ち込む」ことに強く心を打たれました。
こういう話のときって「私は打ち込みたいことが見つからないんです」って場合がありがちですよね(僕もそっち寄りです)。
でもこの映画を見たら、実は打ち込むネタって「とりあえずは何でもいいんだ」って思えました。
仕事でも休日にやるフットサルでも毎日の読書でも英語の勉強でも。
何でもいいから試しに自分なりに懸命に打ち込んでみると、きっと終わった後に(映画にも出てきたように)、心の中に充実した風が吹くんだと思います。
そして、その風を体験することで生きることの面白さがわかるのかも…。
だから僕も懸命に打ち込もうと思います。笑 昔のすごい人達だからって負けられないですよね!
主人公の堀越二郎の声優にはエヴァンゲリオンの監督 庵野秀明。監督さんなので声優のプロではないから最初聞いたときは「え?!」ってくらい感情のない一本調子の声ですが、逆にそんな無気質な声だからこそ、感情のかすかな揺れみたいなのが目立って、そこにすごく好感を持てました(なんか朴訥していて真っすぐな主人公の人柄を表してるようで)。
俳優の西島秀俊演じる二郎の親友であり同僚である「本庄」というキャラもまたいい味だしてまして、なんかこう「戦中〜戦後の骨のある日本男児」という感じがすごいします。設計士ですから頭もいいんですがそれだけじゃなくて、なんていうか気骨があって、高い技術力を誇る外国に対しての賞賛の念と、「日本も負けてたまるか」といったライバル心の両方を持っている熱い男。
最後に余談ですが、この映画は煙草がよく出てきます。
今は喫煙率が相当下がってますが当時は男性の喫煙率が高かったようなので、ほとんどの男の登場人物はぷかぷかと煙草を吸っています。僕はちょうど禁煙中だったのでかなり吸いたくなりました。笑禁煙中の人は注意してください。
今週土曜日からの『思い出のマーニー』にも期待ですね!
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