「政治・経済」の高校生の頃の教科書をめくってみると、当時の落書きが残っていた。
太文字でアルファベットをひたすら順番に書いてあったり、バスケットボール、野球ボール、テニスボールなど、ほぼ全種の球技のボールを書いてあったりもした。
ページのまわりにはそんな落書きが書かれているけど、教科書には「国民が主権者となり政治を行うのが民主主義であり・・・」といった固い文章が書かれている。そのギャップが面白かった。
当時は、おそらく政治や経済のことなどなにも考えずに授業を聞き、この教科書を読んでいた。それなりに面白かった印象があるけど、やっぱりどこか退屈だったんだろうと思う。
でも、大人になって新聞を読む様になって、漠然としてはいるけどある程度世の中に対しての知識がつくと、高校の頃の政治経済の教科書って目から鱗的ネタが目白押しで読んでてとっても面白い「本」だ。
例えば選挙の記事とかで「小選挙区制と比例代表制」とかが出てきたら、なんとなくわかったフリをして読み流してたけど、この教科書を読んでるときっちりと基本から説明し直してくれるから「あ、そういうことだったのか」ってしっかりと理解を深められる。しかも相手が高校生だから、説明も深く突っ込みすぎてないところがとてもいいバランス。
「新聞が10倍わかりやすくなる本」それは高校の頃の「政治・経済の教科書」だと思う。
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