映画「さんかく」。
この映画ところどころで評判を聞きますが、みなさん“ べた褒め”なんでよね。
これまたアウトレイジビヨンドに続き年始休みに観ました。アウトレイジビヨンドの時は緊張しっぱなしだったので、その反動でか全身が緩んで熱いお茶をすすりながら落ち着いて観れました。
出演は高岡蒼甫、田畑智子、小野恵令奈。
最近は高岡蒼甫の露出が減ってましたし小野恵令奈に関しては芸能界引退しているので、今となってはなかなかレアなキャストです。
で、この映画。一言で言うと「身悶えるようなあるある展開の連続」といった感じ。
若かりし頃の痛い恋愛経験を彷彿とさせる、観ていて悶えるシーンがたくさんありました。笑
また、役者陣で特筆すべきは高岡蒼甫&小野恵令奈(タバトモ姉さんは相変わらずの抜群な安定感なのであえて言うこともないかと)でしょう。
高岡蒼甫演じる主人公は、 30歳になった今でも自分の写真がでかでかと貼られた改造ヤンキー車に乗るというメンタリティー。中学の後輩には先輩風吹かしまくりで、自分よりも気の弱そうな人には徹底して上から目線。そして興味がなくなった女へは露骨に冷たいというなかなかの男!笑
はっきりいってウザ男であるんですが、これをまるで「地でそういう人なんじゃないか?」と思わせてくれるほど上手に演じている!完璧すぎる!笑
小野恵令奈は、高岡荘介演じる主人公の彼女・田畑智子の妹役。プライベートでも持ち前の小悪魔っぷりで世間を騒がせた通り、彼女の小悪魔演技は天才的でした。これまた「地でそういう人なんじゃないか?(その2)」的なリアリティです。
話の面では田畑智子の依存っぷりとかは、痛い恋愛経験者は程度の差こそあれ共感できるポイントでしょう。
そしてラスト。ラストはある人の「笑顔」で終わるんですが、この笑顔の意味は、人によって意味の取り方が違うはず。
う~ん、みなさんどう感じるんだろう。気になります。
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